：：柚缶日記：：

乙一さんの、ジョジョ第四部小説読んだよー
第四部の漫画はまだ読んでないよ！（姉は全部知ってるけど）
ネタバレしないつもりだけど、している事があるので、注意。

乙一さんの文体は、自分にとってとても読みやすい。
ひらがなが多いのが特徴だけど、文の運び方とか束ね方が。
好きな作品の多い作家さんです。
夏と花火と～から、さみしさの～辺りを読んでからGOTH読んだので
切ない描写というイメージがどうもある。実際切ない。
切ないって自分使わないようにしてるけど、乙一作品にだけは使う。
真っ白な黒さというか、真っ黒な白さというか。赤も感じる。
あぁ「赤い文」って好きだな。
流血は好きじゃないけど。（ただし伴うものなら、むしろ出ろ）
好きなのは、体内の血が騒ぐ赤さ。炎だろうと、ポンプだろうと。

あ。そういえばインクが茶色。
最近のハードカバーは装丁が豪華だよなぁ。ポップアップついてるし。
これの値段は図書館の奴だから知らないけど。

夏と花火のアレは、視点が面白いって解説あったけども
そして私も説明なく行われていた視点のそれに驚いたけれど
ああ、そうかジョジョファンかーそうか！
今回読んだ奴、戦闘シーンがとてもジョジョっぽかった気がする。
インフルエンザの説明、ドドドドドドだった気がする。
キャラがどのくらいどうなのかは、原作読んでないので分からないけど
乙一さんっぽいと思ったキャラはやっぱりオリキャラなんだね。
てぇことは、原作のキャラはかなりそれらしいのかも。
というかオリキャラは殆ど死んでる（ネタバレ）から、そりゃそうだな。
真っ当に考えて、原作を大事にする場合に、キャラを勝手にそうしたりしないよな。

「貴重な十代の時間を～もしも自分が十代でデビューした作家なら～」
のくだりは、さすが１９歳の到達者です。

あー本、他にも５～１０冊くらい小説読んでるけど
日記に感想書けるタイミングが合った時だけ、感想書いてる。
最近は「平穏に暮らしたい主人公」って多い気がする。
児童文学だとそうじゃないけど。

ジョジョの３部までを姉が買ってきたので読みました！
文庫版なので「何をするんだァーッ」の方です。
もて王でパロディ見てた時から、読みたかったんだよなぁ～
本誌で、６部とＳＢＲの最初だけは読んだことあるんだけど。

１部は昔の漫画だなぁと思ってたんだけど（でも面白い）
２部から、なんかじわじわ面白くなってきて
３部では、格の違いを見せ付けられるかのように止まらなかった。
読み終わった後、リアルタイムで週刊で読んでた人が羨ましくなったよ…
てゆか一気に読んじゃったのが勿体なかったよ…
３部はちゃんと敵一体ずつ、一旦締めてたのにね！

ジョセフいいなぁ。
力より策で戦う主人公って好きだ。
真面目なんだけど、調子が軽いし。
スタンドがあまり強くない、けど活躍する、って好きだなぁ。
スージーとの娘だから、そりゃホリィさんはあんな方になるよ。素敵だよ。
あの親で承太郎は何故あのようなクールボーイに。リサリサ似か…
４部でも出てくるらしいので、出すぎ！と思いつつも楽しみ。

あとシュトロハイムが好・き・だ！ あれッこれも２部。
彼は、俺の足を～の件も勿論かっこいいけど
最後にあるキャラクターの今後、彼のがものすごいイイ。
かっこいいって言うと何か違うけど、でもかっこいい。
人種差別はまぁするけど、自国に誇りを持っていて
それが信念として貫き通してるところかなー
自分本位じゃないしさ。少佐の割には態度でかいけど。

一回読んだだけだけど、面白かった！
普段、漫画読むときはタッチとかコマ割見つつなんだけど
そういうの見る暇ないくらい話に入ってた。
でも、その絵の方もすごく面白いんだよね。また後で読むよ！
煙のような霊の幻覚でさえ、なんだかとても力強いんだ。