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::柚缶日記::

もしもし!!!もしもし!!聞こえますか!!!

読んだ本の感想

2007/09/22(Sat)

※露骨には書かないけど、ネタバレが含まれることがあります。

「リピート」著、乾くるみ
読み始めてみたらぐんぐん読み進めてしまった。
過去のチクチクを抑えてでも読めた。
「リプレイ」+「そして誰もいなくなった」な話らしいけど
その二つは、どっちも読んだことないです。
最初の死人の時点でぞっとした。正解の感覚も怖かった。
そして最後は終着点。
これは、正解が決まってから話ができたんだろうなぁと思う。
そこに至るまで、早い段階で登場人物が謎の答え案を説明して
早い段階でそれが否定されていくっていうのは
読者の考える隙を奪うようでいい手法っぽいなぁと思った。
いや、自分が元より謎解きしようとして本読まないけどね!
伏線が収束していき、解明したところで
それを踏まえてまた読みたく思うのはいいね。読まないけど。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの
「ウチの一階には鬼がいる!」かな。それも最近読んだ。
ハッピーエンドでよかった。
魔法と家族ってイメージだな、この人の作品は。
この作家さんの日本語訳版、佐竹さんの挿絵率がとても高くていいなぁ。
好きな挿絵画家さん。ファンタジーとかでよく描かれてる。

挿絵の人つながりで、結構以前に読んだ
「空から落ちてきた男」(作者忘れた)ってのも面白かったな。
最後がせつない。読後感がいい話っていいね。

あと「15メートルの通学路」短編集。
学校と病院ってのもまたアレだし、実話話だけども。
「週120ポンドでロンドンに暮らす」みたいなタイトルの本もざらざらと。
異文化圏の実体験話はとても興味がある。言語とかね。
実話だけど本になっているせいなのか、
ああそういうこともあるよな、という見識を広げる事しかできない。

No.135|他版権話題

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