：：柚缶日記：：

私は短編が好きだ。
児童文学とかも短いのが多くてよく読む。絵本とかも。
もちろん、長編で最後まで面白いのもすごいんだけど
面白い短編には話が凝縮されていると思う。
短編集なら、読み飛ばしても次の話があるし。
活字が得意な方じゃあないから、飛ばすこと多いんだ。

昨日、星新一の気まぐれスターダストを大体読み終えたんだけど
やっぱり面白いのが多いよなぁ。
起承転結の内、欲しいなぁと思うのはやっぱり結。
そこの発想が欲しいなぁとたまに常々思う。
星さんの作品は小さい頃から少しずつ読んでたから
自分のＳＦ好きに影響してるとこもあると思う。

ダイアナウィンジョーンズの魔法！魔法！魔法！もちょい前に読んで
ショートショートが書きたくなってた。
狼の話は「夢で見たもの」みたいだった。
匂いを感じる描写はいいな。映画みたいな感覚が素敵だな。
ただダイアナ作品は、実体験で「嫌な人」を書いてる節があるから
女性的な視点の描写が周囲の状況に被る時は、読みにくい。
嫌な人は結局、よくない目に遭うんだけども
あんま自分はそういうとこに共感はしないからなぁ。

他人を見る描写っていうと、スレイヤーズのすぺしゃるもそうだと思う。
それがコメディとして書かれてる、さっくりとした味がいい。
主人公が女の子でありながら男前だし。
作者は萌えブームを迎合してないぽいけれど、そこで止まらず
それをスレイヤーズ的に解釈するとこうなりますよって
作品に昇華してるところが素敵だなぁと思う。
そういえば、昔は本編衣装がアニメの影響なのか好きだったけど
今はすぺしゃるの基本衣装をとても可愛く感じる。あんまり描かれないけど。