：：柚缶日記：：

　ノトさんへ

ノトさん、こんにちは！　漫画読んでくださってありがとうです。
うおお、まさかこんなにも丁寧なお言葉をいただけるだなんて…！

ネコとマタタビの遭遇は、危険なめろめろタイム（おれも☆おまえも）を発生させると思います。
オペラのその台詞、以前から使いたかったものでした。（最後をどうしたらいいのか悩みつつも）
テトラジェネスの会議に配されたグラスは常に二つあり、水で喉の乾きを潤し、アルコールで舌を正直にするという形式的な云々ーとかいう妄想の流れからな意味もありましたが、なんというか結局自分が、楽しそうに皮肉やら毒を零すオペラが大好きみたいです！
あとそれと、酔狂な夢物語を冗句するのが癖な種族だといいなぁ、と。

ノトさんの文に、あーそういうことかーほほうほうほう、と自分で描いたくせに感慨してました。
文明に育まれた場所にいたとは思えないほど、ノエルさんは異端ですよね。
ネーデでは「模倣」という資料で自然を守っている、というのが社会通念かなぁーなんて思います。未来が過去を止めた、そう、博物館のように。そんな当然や常識に「違う」と気づいてしまったときのノエルの胸は、灰色にもやついていたことでしょう。博物館を偽物だと罵倒するのは、あまりにもこどもっぽいのに、納得できない。
おそらく生命は滅びるまで常に進むべきで、人工は一種族の進化が結実されたもの。
（ＳＯ２の最後のメッセージも、進化について問いていましたよね…）
たとえ人工であろうと、一切合財が消えてしまい、忘れさられるよりもずっといいはず。彼自身それを理解しつつも、己の正義と世界を比べて、思想が尽きずに苦しんでいそうな気がしてしまいます。（例えば嘘が世界の真実になるくらいなら、全部消えた方が真っ当だという考えさえも、ありうる）
もしエクスペルでノエルが暮らしたとしたら、「本物の自然」が残っている楽園でしょう。でも「偽物の自然」を知らない住人たちよりも、強く守ろうとするのでしょうね。きっと。彼がどうしてもそうしたい、主義でしょうから！
そんなノエルさんの柔らかで強靭な…樹木のような意思に、確かにとても惹きつけられますよね！
エクスペルの平和さ心の豊かさとはまた違って、ネーデには滅びる前独特な想像が膨らみます。

なんて、とんでもないことを仰りますか…！　ああでもでも、その羅列が似合う腕に育つよう、目指します！
だけど、追いかけてるのは自分の方なので、きっとノトさんにはカーブミラーかなんかで後方がちらっと見えただけだと思われますよ！マジで！

コメントありがとうございましたー！
ノトさんの描かれるＳＯ４の絵や漫画も、元ネタわからないなりにも楽しんで拝見しております…っ！