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::柚缶日記::

もしもし!!!もしもし!!聞こえますか!!!

はぐれ旅読み終わり~

2009/06/17(Wed)

オーフェンの本編、結構前に読み終わってたよー。
他の奴はまたいずれ読もう。スレイヤーズVSを見ると、草河絵のルクミリが見たくなる自分がいる。
カナスピカも読んでみたいなー閉鎖のシステムは知ってる。
webのは代名詞がわからなそうで読んでないです。ティッシがおめでたな噂は聞いた。boxってどんなんなんだろ?

以下ネタバレ軽く含むから注意なんだぞ!
絵を描いてみたくとも、草河さんの絵は絶妙なバランスなんだぞ!

難しいって思ってたけど、今読むと全然そんなことはなかったです。
勿論、ライトノベルとしては地の文の密度が高いんだけどさ。
つまり、神話が彼らの現代で進行している、ってことだよね?
オーフェンは姉に昔も今も振り回されて、自分でもどこに行くのか分からないけど、自分の命とお荷物たち(少女と少年は、変なところに流れていかないよう食い止めてくれる)を守ることに必死になる、と。
タイトルが名前だからめんどくせぇなぁ、じゃあ別のタイトルだったらなんだろう?と思って。つまり、神々から魔術を得たドラゴンの末裔の話なんだよな。

クリーオウは、西部と東部じゃ、印象違うよね。性格は一緒なんだけど、東部の方だと悩んでるせいか、ちょっとしおらしくなって寂しい。「自分のやること」を分かってしまった無垢な少女が痛々しいよ……使い魔になってる。彼女が背負うべき絶望じゃないんだよなー、たとえ幸福の裏返しであろうと。だからだろうな、オーフェンの傍に居ることが似合っていても、彼の相手に思えないのは。
というか、東部でのレキとクリーオウの関係が好きなんだよなー!ドラゴンと少女!
己=群が、弱いものを仲間と認識した結果、個の存在に身をやつす。
弱い友のために、同一存在からの離別をするレキ。
クリーオウは、清い心を強く強くして、自分より強い友を必死で守ろうとする。
ほんとお互いがお互いを守ろうと大事にし合っていて、あの関係がすごくいいんだ…レキはほんとにがんばってた…。
クリーオウと幸せになればいいじゃない!クリーオウはレキのヒロインなの!
あれかなぁ、ギョロウルみたいに名前がついたから、個を意識するようになったのかなぁ。それだけじゃないだろうけど。

マジクの成長はオーフェンの成長でもあるよね。
虚像での挿絵は吹いたが。なんか、切り出したほうが泣き出す別れ話みたいになっとる。まぁ別れ話だけど。オーフェンは帰るところを用意する、大人の側に回ったんだな…っていう。教師としては未熟なんだろうけど、自分より未熟に思える生徒を認めるのは、難しいよね。(クロードがディアスの姿に尊敬してたけどinマーズ解決後)
両親健在なマジクを牙の塔にすすめるってのは、才能があるからってのもあるとしても、そこがオーフェンにとってやっぱりどうしても「家」なんだろうなぁと思うよ。
しっかしマジクは無謀編のアレを間近で見てて、どうしてオーフェンに憧れるんだ?はぐれ旅での切り抜けっぷりにギャップ萌えか?(萌え言うな)コギーもびっくりするよ。辛辣なのは変わらないにしても。

アザリーは本当に迷惑な女です。だがそれがいい。
オーフェンはほんとうに人生を棒にふりまくってますが、だがそれがいい。
でも、アザリーがいなくなったことで、ようやく自由になれたのは大きいだろうな。
世界を守るために愛しい人がいなくなった、虚無感と開放感。
ああ。他の作品だったら、いなくなって哀しいとか悔しいとか復活を望むとかあるんだろうけど、アザリーに関しては、そういうんじゃないんだよなぁ。一巻ラストで、二度と顔を見せるなって言う間柄だし。一緒にいることで支え合うパターンじゃないけど、やっぱりヒロインだ。
オーフェンのこれから、webのはどうなってんだろ。ほんと。
ああ、この作品好きだなぁ、大好きだよ。文も絵も両方が!


…だから私はさ、語りを纏めるとかね?そういうね?ことしようね?

No.555|他版権話題

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